とりあえずの備忘録

主にパソコンやインターネットに関するメモ

Linux OSインストール済みのLinuxマシンにHDDを増設してソフトウェアRAIDを構築する その2

OSインストール済みのLinuxマシンに、SATAボードによってHDDを増設して、ソフトウェアRAIDを構築するためのメモです。

前回に増設したHDD4台(/dev/sda、/dev/sdb、/dev/sdc、/dev/sdd)を使って、「RAID0」(ストライピング)構築する。前回のHDDの増設方法はこちら。

ソフトウェアRAIDの設定

fdiskコマンドでRAID用パーティーションを作成する

# fdisk /dev/sda

対話方式でコマンドを入力(赤字がユーザーによる入力)

コマンド (m でヘルプ): n
コマンドアクション
e 拡張
p 基本領域 (1-4)
p
領域番号 (1-4): 1
……
最初 シリンダ (1-30401, default 1): Enterキー
終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (1-30401, default 30401): Enterキー
……
コマンド (m でヘルプ): t
16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): fd
コマンド (m でヘルプ): w

"fdisk /dev/sdb"、"fdisk /dev/sdc"、"fdisk /dev/sdd"と増設したHDD4台全てにおいて行う。

f:id:notei:20160701122459j:plain

作成したRAID用パーティーションを確認する

# fdisk -l /dev/sda

f:id:notei:20160701122611j:plain

デバイスの後ろに1が付加される。/dev/sda1、/dev/sdb1、/dev/sdc1、/dev/sdd1。

mdadmコマンドでRAIDを構築する

構築後のRAIDのデバイスは「/dev/md0」、RAIDレベルは「0」、HDDは「4台」。

# mdadm -C /dev/md0 -l0 -n4 /dev/sda1 /dev/sdb1 /dev/sdc1 /dev/sdd1

f:id:notei:20160701122837j:plain

構築したRAIDをフォーマットする

# mkfs -j /dev/md0

f:id:notei:20160701122927j:plain

RAIDの状態を確認する

# cat /proc/mdstat

f:id:notei:20160701123038j:plain

/etc/mdadm.confを作成してRAIDを定義する

"vi /etc/mdadm.conf"でファイルを作成して、下の文章を追加して保存する。

DEVICE /dev/sd[abcd]1
ARRAY /dev/md0 devices=/dev/sda1,/dev/sdb1,/dev/sdc1,/dev/sdd1

ソフトウェアRAIDの設定は以上です。

あとは構築したRAID(/dev/md0)をマウントしたら、問題なく利用できました。マウントの方法についてはこちら。