Linux OSインストール済みのLinuxマシンにHDDを増設してソフトウェアRAIDを構築する その2
OSインストール済みのLinuxマシンに、SATAボードによってHDDを増設して、ソフトウェアRAIDを構築するためのメモです。
前回に増設したHDD4台(/dev/sda、/dev/sdb、/dev/sdc、/dev/sdd)を使って、「RAID0」(ストライピング)構築する。前回のHDDの増設方法はこちら。
ソフトウェアRAIDの設定
fdiskコマンドでRAID用パーティーションを作成する
# fdisk /dev/sda
対話方式でコマンドを入力(赤字がユーザーによる入力)
コマンド (m でヘルプ): n
コマンドアクション
e 拡張
p 基本領域 (1-4)
p
領域番号 (1-4): 1
……
最初 シリンダ (1-30401, default 1): Enterキー
終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (1-30401, default 30401): Enterキー
……
コマンド (m でヘルプ): t
16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): fd
コマンド (m でヘルプ): w
"fdisk /dev/sdb"、"fdisk /dev/sdc"、"fdisk /dev/sdd"と増設したHDD4台全てにおいて行う。
作成したRAID用パーティーションを確認する
# fdisk -l /dev/sda
デバイスの後ろに1が付加される。/dev/sda1、/dev/sdb1、/dev/sdc1、/dev/sdd1。
mdadmコマンドでRAIDを構築する
構築後のRAIDのデバイスは「/dev/md0」、RAIDレベルは「0」、HDDは「4台」。
# mdadm -C /dev/md0 -l0 -n4 /dev/sda1 /dev/sdb1 /dev/sdc1 /dev/sdd1
構築したRAIDをフォーマットする
# mkfs -j /dev/md0
RAIDの状態を確認する
# cat /proc/mdstat
/etc/mdadm.confを作成してRAIDを定義する
"vi /etc/mdadm.conf"でファイルを作成して、下の文章を追加して保存する。
DEVICE /dev/sd[abcd]1
ARRAY /dev/md0 devices=/dev/sda1,/dev/sdb1,/dev/sdc1,/dev/sdd1
ソフトウェアRAIDの設定は以上です。
あとは構築したRAID(/dev/md0)をマウントしたら、問題なく利用できました。マウントの方法についてはこちら。